7. ucodeのラベル出力

ucoderを使って,発行したucodeを,2次元バーコードのラベルとして印刷することができます.印刷したラベルをモノや場所に貼り付ける(図 16)と,そのモノや場所とucodeとを結びつけたことになります.

図16 ucodeQRをモノに貼る


現在,ucoderは,2次元バーコードとしてQRコードに対応しています.(ucodeをQRコード表現したものをucodeQRと呼びます)

また,ucodeを2次元バーコードで表現する方法が,以下の2通り規定されています[3].

標準形式

“X-UIDC-UCODE=<ucode>”という文字列を2次元バーコードに埋め込む表現方法(図 17左側).

URL形式

“http://<webサーバのアドレス>/...?X-UIDC-UCODE=<ucode>”というように,ucodeをURLに埋め込んだ表現方法(図 17右側).この形式のucodeQRを携帯電話のQRリーダで読み取るとucode解決ができます.

標準形式のucodeQR
ucodeQR:標準形式
URL形式のucodeQR
ucodeQR:URL形式

図17 ucodeの2次元バーコード表現例


本ページでは,ucodeをラベル出力する方法について説明します.

ucode一覧表のucode部分はリンクになっています(図 18では水色字部分).これをクリックすると,別のウィンドウが開き[2],QRコードが画面に表示されます[3]図 19).この画面の'encoded data'欄にあるURLが,ucodeQRに埋め込まれるデータです.このリンクを辿ると,ucode解決をすることができます.

図 19に表示されているQRコードの大きさは4です.印刷したいQRコードの大きさを選んで「Print ucodeQR」ボタンを押すと,ucodeQRを表示した印刷ラベル(図 20)が表示されます.

図 20のラベルには,8桁の16進数が印刷されています.これはucodeは下位8桁です.この8桁の16進数をucoderトップページの検索フィールドに入力して,検索することができます[4]

図18 発行済みucodeの一覧表(ucode部分がリンクになっている)


図19 ucodeQR表示画面


図20 ucodeQR印刷ラベル


ucode一覧表の左側にチェックボックス があります(図 21).

ラベルを出力したいucodeをチェックボックスで選択し,ラベル出力ボタン を押してください.ボタンに書かれたフォーマットでラベルを出力します.

「全選択」ボタン を押すと, に表示されているすべてのチェックボックスを選択します.

図21 発行済みucodeの一覧表


ラベル出力ボタン を押したときに出力されるラベルデータについて,説明します.

  • PDFボタンを押した場合

    URL形式のucodeQR,出力日,ucodeの16進数表記下8桁からなるラベル(図 22)をPDF形式で出力します.ファイル名は「ucodeQR-<出力日時>.pdf」です.このファイルをダウンロードし,印刷してください.

    図22 ラベルのPDF出力結果例


  • CSVボタンを押した場合

    ucode,ucodeのラベル表示(ucodeの下8桁表記),ucodeQRの標準形式,ucodeQRのURL形式の4カラムからなるCSVファイルを出力します.ファイル名は「ucodeQR-<出力日時>.csv」です.このファイルをダウンロードし,ラベルプリンタに与えるとラベルを印刷することができます.

  • PNGボタンを押した場合

    URL形式のucodeQRで生成した「<ucode>.png」というファイル名のPNG画像群(図 17右側)をzip形式で固めたファイルを出力します.ファイル名は「ucodeQR-<出力日時>.zip」です.このファイルをダウンロードし,zipファイルを解凍すると,ucodeQRのイメージを入手できます.



[2] ブラウザの設定によっては,新しいタブに図 19が表示されます.

[3] QRコードが表示されない場合は,ブラウザの設定をお確かめください.QRコードを表示するためには,ブラウザが「画像を表示する」設定になっている必要があります.